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スワローズの救世主「Make Friends!選手」のWARは驚愕の32.175

昨日の記事でMake Friends!のチーム貢献度の高さは、スワローズにとって絶大なものであることはご理解いただけたと思う。まだお読みでない方がおられたら「Make Friends!観戦までの歩き方」の後半からでもご一読いただければ、言わんとすることがお分かりになるだろう。

お時間がない方のために本紙スポーツ班が入手したデータの概要を記せば、以下のようなことである。(データ出典:日本野球機構ウェブサイト)

今シーズンのスワローズの全試合(56日現在)
30試合1218
勝率0.400(首位のカープは0.625
得点135(リーグ3位)、失点150(リーグ最下位)
1試合平均の得失点差-0.5
1試合平均の本塁打数0.933

同じくMake Friends!対象試合(56日現在)
8試合53
・勝率0.625(首位カープと同率)
得点51、失点35
1試合平均の得失点差+2.0
1試合平均の本塁打数1.375

圧倒的にMake Friends!対象試合の内容が優れていることをご理解頂けるだろう。
中でも
特に注目すべきは、1試合平均の本塁打数と勝率の間にある強い相関性だ。56日現在、セリーグの本塁打ランキングは、1位バレンティン選手10本、2位山田哲人選手9本(同率DeNAロペス選手)と、スワローズの誇る2人の長打力は他を圧している。そして、その内Make Friends!対象試合に放ったものは、それぞれ4本と3本である。

Make Friends!非対象試合/対象試合における1試合平均の本塁打数
・バレンティン:0.333本/0.5
・山田哲人:0.3本/0.375

子供たちに人気の両選手は、声援を受けることで普段以上の力を発揮していることが一目瞭然だ。
では、そのMake Friends!事業に要する費用は、いくら位なのだろうか?

スワローズの公式サイトによると、Make Friends事業は「2017年来場実績:約20,000人」とある。平均して夫婦+子供2人がそのカウントの対象となっていると仮定すると、無料招待をしているのは 約10,000人。
ベーシックに設定された試合の内野指定席B23,300円、外野指定席の子供料金は500円。仮に内野と外野が同数だとすると、(3,300円+500円)×5,000=1,900万円の負担だ。引率者の割引もあるため、その分を子供の半額と仮定すると950万円。合計2,850万円。
昨年の対象試合数は不明だが、今年と同じ23試合だとすると、1試合あたり約124万円となる。仮に143試合全てを対象試合とするならば、17,732万円。広告宣伝費や当日対応する職員などの人件費を考慮して、2億円と考えてみよう。およそ0.6バレンティンだ。目下チーム首位打者の坂口選手で換算すると、2.0グッチとなる。

別の角度からみてみよう。WARWins Above Replacementという言葉をお聞きになられたことはあるだろうか?近年プロ野球ファンの注目を集めている、選手の勝利への貢献度を示す総合的な指標である。

2017年のセリーグの野手ベスト3は、

1、丸佳浩外野手(広) 8.9
2
、坂本勇人内野手(巨) 6.0
3
、田中広輔内野手(広) 5.9
(出典:Full-Count記事「広島丸は断トツ、パは…MLBで重視される“貢献度”で見た2017年NO1選手は?」)

同じく投手ベスト3は、

1、菅野智之投手(巨) 6.8
2
、マイルス・マイコラス投手(巨) 6.8
3
、ランディ・メッセンジャー投手(神)4.3
(出典:Full-Count同上記事

とのことだ。

「WAR」が1であれば1勝分、2であれば2勝分の貢献を果たしているということになる。(出典:Full-Count同上記事)

という指標であるから、カープの丸選手は8.9勝分、巨人の菅野投手は6.8勝分のチームに貢献していることを示す。確かに丸選手の粘り強い打撃と広い守備範囲、菅野投手の並外れた制球力は他球団にとって脅威である。プロ野球ファン納得の結果だが、スワローズの「Make Friends!選手」は、それを遥かに上回る。

なにしろ2018年に関して言えば、勝率0.4000.625 に上げる能力を持つのだ。143試合で換算すれば、57.2勝を一人で89.375勝に引き上げる、すなわちWAR32.175に相当する力、それが2億円(推定)で手に入る。奇しくも昨年末にスポーツ新聞各紙が報じた丸選手の推定年俸2.1億円とほぼ同額だが、WARでは他の追随を許さなかった丸選手も「Make Friends!選手」には遠く及ばない。

56日現在、打者ではバレンティン選手がホームラン王と打点王、山田哲人選手が盗塁王とホームランランキング2位、坂口選手が打率2位につけ、ブキャナン投手が防御率1位の成績を残している。相手球団主催試合における収入の扱いには調整が必要だが、下位に低迷しているスワローズを救うのは「Make Friends!選手」の全試合出場なのではないだろうか。

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