Press "Enter" to skip to content

愛でよう「区の木」ハナミズキ

ゴールデンウィークも目前となり、気温も20度を超える日が出てくる今、麻布地区内ではさまざまな草木が花開いている。

まずは、明治通りに咲く白とピンクのハナミズキ。
ポトマック河畔に日本から贈った桜の返礼として我が国に入ってきたものあること、そして花のように見える部分が色づいた葉であることは、多くの人が知ることだろう。だが、「区の花」ではなく「区の木」であることは忘れがちではないだろうか。
区の花は、梅雨時に我々を楽しませてくれるアジサイと、それよりも少し早い時期に咲き出すバラだ。いずれも、まだ花こそ咲かせていないが、青々とした葉を増やしつつあり準備に余念が無い。
3月末には天現寺橋交差点から、渋谷側のソメイヨシノを羨ましい思い出眺めたが、今こそハナミズキの美しさを誇ろうではないか。

有栖川宮記念公園の池に映える石灯籠とツツジ
有栖川宮記念公園の池に映える石灯籠とツツジ

一方、視線をやや落とすとツツジも例年より早めに花開いている。
都区部でツツジの名所と言えば、根津神社のつつじ苑が思い浮かぶが、港区では皆さんどこでお楽しみになられているだろうか?根津神社のようなツツジの山といった迫力は無いが、旧芝離宮恩賜庭園に点在するツツジは、この季節の楽しみのひとつと言って良いだろう。池を中心に勇壮な石組みや四季折々の花や木々が彩る庭園は、多くの人を惹きつけて止まない。
だが、池泉回遊式庭園と言えば、麻布地区のオアシス・有栖川宮記念公園のツツジも美しい。見ごろを過ぎるまえに散歩がてら立ち寄り、石灯籠とともに水面に写る色鮮やかな花を楽しみたい。

Be First to Comment

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です